2007-01-01から1年間の記事一覧

『ゲロッパ!』(2003年)

写真クレジット: ©2003 "Get up!" Soul Bros.、シネカノン一度こびり付いたら絶対取れない強烈な印象。そんな関西のおっさんを知っている。この人に比べたら田辺聖子の「かもかのおっちゃん」なんて品の良い方だ。

"Atonement"

"Atonement"写真クレジット:Focus Features先日、 久しぶりにピンクレディの写真を見て、彼女たちが意外にもふっくらしていたので驚いた。活躍していた頃は、痩せていると思っていたのに、30年も経た今見ると健康的。自分の感覚の変化にもう一度驚いた。

"No Country for Old Men"

"No Country for Old Men" 写真クレジット:Paramount Vantageコワーイ男が出てくる。名前は Chigurh と書いてシュガー。この男の通った後は草木も生えない、いや死体がゴロゴロ。

"I'm Not There"

"I'm Not There" 写真クレジット:The Weinstein Companyときどき観客を選ぶ映画というのがあるが、この映画はまさにそのタイプ。ボブ・ディランの伝記的映画なのだが、彼のことを知らない観客は蚊帳の外に放り出された気分になる。

"Gentlemen Prefer Blondes"

"Gentlemen Prefer Blondes" 写真クレジット:Twentieth Century-Fox この映画、クリスマスなどによく観ているような気がする。のんびり過ごす祝日にピッタリ。マリリン・モンローが出演している映画の中では一番好きな作品だ。邦題は『紳士は金髪がお好き』…

"Lions for Lambs"

"Lions for Lambs"Comments" 写真クレジット:United Artistトム・クルーズ、メリル・ストリープ、ロバート・レッドフォード(監督も兼任)という豪華な配役で、アメリカの政治、メディア、教育の現状に挑戦的な疑問を投げかける意欲的作品だ。

“Jimmy Carter Man from Plains”

“Jimmy Carter Man from Plains”写真クレジット:Sony Pictures Classicsカーター元大統領は、今朝もモーニングショーに出ていた。イラン核開発疑惑に対して米軍がイラン爆撃なんて、キナ臭い噂が流れているからだ。彼は「爆撃は絶対に避け、平和的解決の道…

"In the Valley of Elah" など

写真クレジット:Warner Independent Picturesポール・ハギスが脚本/監督した新作"In the Valley of Elah"を観た時、ちょっと意外な体験をした。

"Michael Clayton"と"Rendition"

写真クレジット:Warner Bros. 政治サスペンスものの悪玉は、男と相場が決まっていた。ジーン・ハックマンやジャック・ニコルソンなどが得意とする役どころだ。政府中枢や大企業、巨大法律事務所などを舞台に、邪悪な陰謀を巡らせ、不法行為の証拠隠滅を図る…

"Things We Lost in the Fire"

写真クレジット:DreamWorks Pictures最愛の人が殺されたら?、というテーマの映画がこの秋多く公開されている。ジョディ・フォスターの"Brave One"に始り、ケビン・ベーコンの"Death Sentence"、ホアキン・フェニックスの"Reservation Road"など。どの作品…

“Offside”

写真クレジット:Sony Picture Classicこれまで観たイラン映画の中では、飛び抜けてエンタテイニングな作品を紹介しよう。アメリカでこの春、日本では現在『オフサイド・ガールズ』というタイトルで劇場公開されているピカピカの新作映画だ。英語版のDVDも出…

"Into the Wild”

写真クレジット: Paramount Vantageどこか遠くに行ってみたい。 社会生活のルールや、家族の期待から自由になりたい。真の自由とは、幸せとは何か。そんな問いと情熱にかられて旅に飛出す人たちは男女に関係なく、今も世界中にいるだろう。

"The Assassination of Jesse James by The Coward Robert Ford"

写真クレジット:Warner Bros. Pictures題名同様に長い映画だ。2時間40分と聞いてメゲル人もいるだろう。その上、ペースはスローロースト、登場人物も観客の理解や分析を拒絶する変わり者ぞろい。

最近観た日本映画

面白かったのものをランダムにあげてみよう。『嫌われ松子の一生』『下妻物語』(共に中島哲也監督)、『妖怪大戦争』(三池崇史監督)、『魂萌え!』(阪本順治監督)、『松ヶ根乱射事件』(山下敦弘監督)、『ゆれる』(西川美和監督)、『おとし穴』(勅…

Anthony Bourdain No Reservations

トラベル・チャンネルでやっている世界食べ歩き番組。これがかなり異色で大好物だ。

『記憶スケッチアカデミー』

ナンシー関の本、笑い過ぎて喉が詰まった。 『通販生活』とかいう雑誌に連載されていたものの文庫。内容は雑誌の読者にお絵描きの題を出して、その絵を投稿してもらうというもの。たとえば「カエル」とか「カマキリ」というお題で絵を描いてもらい、送られて…

"The Brave One"

写真クレジット: Warner Bros. Pictures『フライトプラン』以来2年ぶりのジョディ・フォスター主演の最新作は、なかなか衝撃的な内容だ。

"In the Valley of Elah"

写真クレジット:Warner Independent Pictures戦争、戦闘の実際というものが、兵士たちにどのような打撃を与えるのか。身体に負った傷は見えても、心に刻まれた傷は見えない。その見えない傷に焦点を当てた作品。03年に実際にあった若い帰還兵の殺害事件をも…

"Across The Universe"

写真クレジット:Sony Picturesビートルズをリアルタイムで聞いた者にとって、彼らの曲を車やビールのコマーシャルとして聞くほど、ツライことはない。だから、この映画も構えて観に行った。

"The Motorcycle Diaries"

(2004年、邦題『モーターサイクル・ダイアリーズ』) 写真クレジット:Focus Features見るもの、聞くものがすべてが、肌をとおしてビンビンと体の中心、ハートに響いてくる時がある。旅をしてる時などは特にそうだ。

"3:10 To Yuma"

写真クレジット:Lionsgate 久々の西部劇、しかも上出来だ。ならず者対家族の信頼を失いかけた父という設定に、いくつものヒネリが入り、最後まで画面から目が離せなかった。

"Silk"

写真クレジット:Picturehouseイタリアでベストセラーになったアレッサンドロ・バリッコ(『海の上のピアニスト』)原作の同名小説の映画化である。 監督はカナダのフランソワ・ジラール(『レッド・バイオリン』)、日本や英国から豪華なキャストが集められ…

"Trade"

写真クレジット:Lionsgateメキシコシティの貧し気な路地裏。ロシア人ギャングが売春を仕切る。廃家にはポーランドから騙されて来た若い女性と、タイやメキシコから 拉致されてきた少年や少女が囚われている。行く先は米国。ネット上で競りにかけられ、性的…

"The Devil Came on Horseback"

撮影:ブライアン・スタイドル 写真クレジット:International Film Circuit2004年、アフリカ連合の非武装公式監視員として、紛争が続くスーダン西部ダルフールに半年間いた海兵隊キャプテンのブライアン・スタイドルは、生涯忘れ得ない体験をした。朝方、馬…

"A Man Escaped"(1957年)

写真クレジット:New Yorker Video志賀直哉の短編に『剃刀』というのがある。剃刀使いの名人と言われた床屋が出てくる。体調が悪く、熱があるのに剃刀研ぎを頼まれたが、なかなか思うように研げない。そのイライラとした癇の強い男の様子を、一言の無駄もな…

 "No End in Sight"

ポール・ブレマー(写真左)とジェイ・ガーナー(写真右)。 写真クレジット:Magnolia Pictures今や内戦状態といわれるイラクの現状は、どのようにして生まれたのか? その原因を米国の占領政策の失敗に置き、証明していく緻密なドキュメンタリー映画だ。今…

"The Bourne Ultimatum"

写真クレジット:Universal Picturesたった今起きた爆発現場から逃れ、複数の警官に追われる主人公ボーン。彼は暗殺者に追われる仲間の女を捜している。舞台はモロッコの港町タンジール。

桐野夏生氏

クールでホット、予想通りの人だった。ミステリー作家、桐野夏生。97年、弁当工場で働くパートの主婦が死体解体業を始めて、新宿のヤクザと対決するという長編小説『OUT』で大ブレイク。日本の女性ハードボイルド小説の先鞭をつけた。04年、その英語版が日本…

"Arctic Tale"

写真クレジット:Paramount Classics ロサンゼルスに住む友達が、レクサスの新車カタログを見ていたら「ママ、どうして低燃費車にしないの?」と娘に問いつめられ、プリウスを買ったと言う。今や環境問題に一番敏感なのは未来をになう子供たち。当然だろう。

"Sunshine"

写真クレジット:Fox Searchlight Pictures太陽が死にかけ、人類が滅亡の危機に直面、という前提で語られるイギリスのSF映画。